Topic N1
Japanese Learning
11. Ethics - Responsibility in the Anthropocene
N1 Reading lesson 11
📄Passage
人新世と呼ばれる新たな地質年代の中で、人類は地球全体の生態系を左右する巨大な地質学的力へと肥大してしまった。かつての倫理が人間同士の契約に留まっていたのに対し、我々に今課されているのは、まだ見ぬ未来の世代や非人間的な生命体にに対する無限の責任である。便利さを享受するその指先ひとつが、ある種の絶滅や気候の激変へ加担しているという想像力を欠いては、持続可能な文明の存続は望むべくもない。自らの力を謙抑し、全的な共生を倫理の機軸に据え直すことが焦眉の急である。
❓Questions
「人新世」において人類が必要としている新しい責任とはどのようなものですか。
文中の「焦眉の急」とされる課題は何ですか。
「人新世」における力の肥大は、人類をどのような存在に変えましたか。
「指先ひとつ」の行為が加担しているかもしれない事象として、筆者は何を挙げていますか。
文明を存続させるために、倫理の機軸に据え直すべきことは何ですか。
📚Key Vocabulary
地質年代
ちしつねんだい
geological epoch
左右する
さゆうする
to influence/sway
肥大
ひだい
hypertrophy/expansion
契約
けいやく
contract/agreement
責務
せきむ
duty/responsibility
享受
きょうじゅ
enjoyment/reception
絶滅
ぜつめつ
extinction
存続
そんぞく
survival/existence
謙抑
けんよく
humbleness/self-restraint
焦眉の急
しょうびのきゅう
urgent matter/imminent threat
✏️Grammar Points
~に対し
In contrast to...
~課されているのは
What is imposed is...
~望むべくもない
No hope of... / Cannot expect...