Chủ đề N1

N1 578📖 Reading

2. Xã hội - Ảo ảnh của sự cộng cảm

Bài đọc N1 số 2

📄Passage

現代げんだいにおけるコミュニケーションの主戦場しゅせんじょうがインターネット空間くうかんへと移行いこうしたことに伴ともない、我々われわれは他者たしゃの日常にちじょうや感情かんじょうに瞬時しゅんじにアクセスできるようになった。「いいね!」という単一たんいつの記号きごうのみで共感きょうかんを表明ひょうめいし、あたかも世界中せかいじゅうの人々ひとびとと無意識むいしきのレベルで繋つながっているかのような万能感ばんのうかんに陥おちいる。しかし、そこで脊髄反射的せきずいはんしゃてきに交かわされる感情かんじょうの応酬おうしゅうは、果はたして真しんの意味いみでの「共感きょうかん」と呼よび得えるのだろうか。

デジタルデバイスの画面越がめんごしに受うけ取とる情報じょうほうは、常つねに複雑ふくざつな文脈ぶんみゃくから恣意的しいいてきに切きり取とられた断片だんぺんにすぎない。発信者はっしんしゃがその言葉ことばを紡つむぐに至いたった深刻しんこくな葛藤かっとうや不可視ふかしの歴史れきしを想像そうぞうすることなく、剥むき出だしの感情かんじょうだけに過敏かびんに反応はんのうしてしまう。このような表層的ひょうそうてきなやり取とりを「共感きょうかん」と呼よび高たかく評価ひょうかするのは、浅薄せんぱく極きわまりない。むしろ、それは自己じこの無意識的むいしきてきな願望がんぼうを他者たしゃに強引ごういんに投影とうえいした「同調どうちょう」ごときものであると言いわざるを得えない。安易あんいな共感きょうかんへの渇望かつぼうは、時ときとして暴走ぼうそうする集団心理しゅうだんしんりを煽あおり、独善的どくぜんてきな正義せいぎの美名びめいのもとに、異質いしつな他者たしゃを容赦ようしゃなく排斥はいせきする兇器きょうきへと容易よういに変貌へんぼうする。

つまり、我々われわれが安堵あんどを覚おぼえる「いいね」の連鎖れんさは、相互理解そうごりかいとは対極たいきょくに位置いちする自己満足じこまんぞくの戯たわむれに過すぎないのだ。真しんの共感きょうかんとは、本質的ほんしつてきに理解りかいし得えない相手あいての「絶対的ぜったいてきな分わからなさ」を抱いだきながら、それでもなお歩あゆみ寄よろうと試こころみる、泥臭どろくさくも徹底的てっていてきに孤独こどくな作業さぎょうであるはずだ。自分じぶんとは相容あいいれない異質いしつな価値観かちかんを目前もくぜんにした時とき、それを条件反射的じょうけんはんしゃてきに否定ひていするのではなく、その深層しんそうにある痛いたみに想おもいを馳はせること。そのような他者たしゃへの重層的じゅうそうてきな想像力そうぞうりょくを欠かいた繋つながりなど、アルゴリズムに踊おどらされているだけの、砂上さじょうの楼閣ろうかくのごとく脆もろいものに他ほかならない。

❓Questions

1

筆者ひっしゃはデジタル社会しゃかいにおける「いいね!」の機能きのうをどのように評価ひょうかしていますか。

A.真しんの意味いみでの共感きょうかんを育はぐくむための、極きわめて優すぐれた即時性そくじせいコミュニケーションツールである。
B.孤独こどくを感かんじることなく、無意識むいしきのうちに他者たしゃと深ふかく繋つながるための本質的ほんしつてきな橋渡はしわたしである。
C.表面上ひょうめんじょうの同調どうちょうを促うながす記号きごうにすぎず、相手あいての背景はいけいにある葛藤かっとうを見失みうしなわせる恐おそれがある。
D.複雑ふくざつな対面たいめんでのやり取とりを省略しょうりゃくし、誰だれもが平等びょうどうに感情かんじょうを共有きょうゆうできる画期的かっきてきな発明はつめいである。
2

文脈中ぶんみゃくちゅうの「同調どうちょう」とは、筆者ひっしゃの見解けんかいによればどのような行為こういを指さしていますか。

A.共通きょうつうの趣味しゅみや思想しそうを持もつ仲間なかまをインターネット上じょうで探さがし出だし、コミュニティを形成けいせいすること。
B.発信者はっしんしゃへの想像力そうぞうりょくを欠かいたまま、自己じこの無意識的むいしきてきな願望がんぼうを相手あいてに無理むりやり投なげかけること。
C.社会しゃかいのルールや集団しゅうだんの倫理りんりに従したがい、自分じぶんの意見いけんを抑おさえ込こんで平和へいわを保たもとうとすること。
D.相手あいての分わからなさを抱いだきながら、孤独こどくな試行錯誤しこうさくごを重かさねて相互理解そうごりかいに至いたること。
3

筆者ひっしゃが考かんがえる「安易あんいな共感きょうかん」の危険性ききんせいとして、最もっとも適切てきせつなものはどれですか。

A.真実しんじつとフェイクニュースの境界線きょうかいせんが曖昧あいまいになり、社会全体しゃかいぜんたいが混乱こんらんに陥おちいること。
B.暴走ぼうそうする集団心理しゅうだんしんりによって、自分じぶんたちと異質いしつな価値観かちかんを持もつ他者たしゃを正義振せいぎぶって排斥はいせきしてしまうこと。
C.人ひととの関かかわりが希薄きはくになり、誰だれもが他人たにんに対たいして冷淡れいたんで無関心むかんしんな態度たいどを取とるようになること。
D.思考停止しこうていしに陥おちいり、アルゴリズムに行動こうどうの全すべてを予測よそくされて支配しはいされること。
4

第一段落だいいちだんらくの「万能感ばんのうかん」の理由りゆうとして筆者ひっしゃが示唆しさしているのはどれですか。

A.世界中せかいじゅうのあらゆる最新情報さいしんじょうほうを、一瞬いっしゅんにして検索及けんさくおよび収集しゅうしゅうできるようになったため。
B.言葉ことばによるコミュニケーションの限界げんかいを超こえ、デジタルで心こころをコントロールできると信しんじたため。
C.記号きごうひとつ押おすだけで、世界中せかいじゅうの人々ひとびとと無意識むいしきのレベルで緊密きんみつに繋つながっていると錯覚さっかくするから。
D.インターネット空間くうかんにおける匿名性とくめいせいが、普段ふだんは抑おさえ込こんでいる才能さいのうを解放かいほうしてくれるから。
5

筆者ひっしゃが考かんがえる「真しんの共感きょうかん」に関かんする説明せつめいとして、文脈ぶんみゃくに最もっとも合致がっちするものはどれですか。

A.共通点きょうつうてんを見みつけ出だし、一切いっさいの葛藤かっとうを排除はいじょして平和的へいわてきな関係かんけいを構築こうちくすること。
B.自分じぶんの意見いけんを完全かんぜんに捨すて去さり、相手あいてのすべてを無条件むじょうけんで肯定こうていすること。
C.絶対的ぜったいてきに理解りかいできない部分ぶぶんがあることを引ひき受うけつつ、相手あいての深層しんそうにある痛いたみを想像そうぞうしようと苦闘くとうすること。
D.断片的だんぺんてきな情報じょうほうをつなぎ合あわせ、SNSのアルゴリズムを駆使くしして相手あいての心理しんりを分析ぶんせきすること。
6

文章全体ぶんしょうぜんたいの論旨ろんしとして、筆者ひっしゃが最もっとも主張しゅちょうしたいことは何なにですか。

A.複雑ふくざつな現実社会げんじつしゃかいから逃にげ、デジタル空間くうかんでのみ自己満足じこまんぞくを得えるべきである。
B.安易あんいな「いいね」の連鎖れんさは真しんの共感きょうかんではなく、他者たしゃに対たいする重層的じゅうそうてきな想像力そうぞうりょくを持もった泥臭どろくさい歩あゆみ寄よりこそが不可欠ふかけつである。
C.他者たしゃを完全かんぜんに理解りかいすることは不可能ふかのうなのだから、無理むりに共感きょうかんしようとする努力どりょくは意味いみを持もたない。
D.アルゴリズムに支配しはいされたSNSは有害ゆうがいであるため、ただちにアカウントを削除さくじょして対面たいめんでの対話たいわに戻もどるべきだ。

📚Key Vocabulary

主戦場

しゅせんじょう

chiến trường chính (nơi diễn ra phần lớn sự việc)

恣意的

しいいてき

tùy tiện, chủ quan

葛藤

かっとう

sự dằn vặt, mâu thuẫn nội tâm

浅薄

せんぱく

nông cạn, thiển cận

排斥

はいせき

bài trừ, tẩy chay

兇器

きょうき

hung khí

戯れ

たわむれ

sự vui đùa, trò tiêu khiển

独善的

どくぜんてき

độc đoán, tự ái tự mãn

相容れない

あいいれない

không thể dung hòa, trái ngược

重層的

じゅうそうてき

đa tầng, chồng chéo nhiều lớp

✏️Grammar Points

📖Bài đọc liên quan